糸状菌(カビ)は菌糸と呼ばれる管状の細胞から成り、宿主細胞などの基質に、菌糸の先端を侵入させて生長・分岐し、バイオマスの分解や動植物への寄生・共生、発酵などに関わります。その際、自身の直径よりも狭い空間に入るには、その形態を変化させる必要があります。しかしこれまで、数µmという小さな菌糸細胞の可変性(あるいは柔軟性)を解析することは困難でした。
続きを読む>https://www.tsukuba.ac.jp/journal/biology-environment/20210316200000.html