• 2021年4月20日
  • プレスリリース
  • タンパク質の抗体ラベリング技術を改良し、構造解析をアシスト~電子顕微鏡やX線結晶解析による構造決定を加速化~

タンパク質の立体構造解析は、生命現象の解明だけでなく、創薬においても非常に重要な研究手法です。その解析において、抗体は有用な実験ツールとして用いられてきました。特にタンパク質の抗体によるラベリングは、X線結晶解析では、結晶になりにくいタンパク質の結晶化を促進させる効果があり、電子顕微鏡解析では、コントラストが低い画像から標的タンパク質を見つけ出す目印として役立ちます。しかしながら、抗体でラベリングを行うには、標的タンパク質を直接認識する抗体があることが前提で、適用範囲は限られていました。

 

続きを読む>https://www.tsukuba.ac.jp/journal/pdf/p202104161707.pdf