• 2021年9月3日
  • プレスリリース
  • 植物球根がヒト病原真菌の薬剤耐性を 多様化させる温床になっている可能性を確認

肺感染症を引き起こす真菌アスペルギルス・フミガタスは、治療が遅れると命に関わる病原性の強い病原菌です。近年、この治療に用いられるアゾール系抗真菌薬に対して耐性を示す株が多数報告されており、その広がりが注視されています。アゾール系の抗菌剤は、医療用だけでなく農薬や木材の防腐剤にも使用されていることから、本菌のアゾール薬耐性株が農業現場、特に、オランダで生産された植物球根から発見された報告例が複数あり、このような薬剤耐性株が、球根の輸出入により国境を超えている可能性が指摘されています。

 

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