• 2021年6月29日
  • プレスリリース
  • 酸化ストレスに対抗するタンパク質が微小重力下での筋線維タイプの変化を抑制する

宇宙開発技術の著しい進歩により、人類が宇宙に進出する未来が目の前にまで来ています。一方で、月旅行や宇宙滞在の実現には、微小重力環境が人体に及ぼす影響を明らかにし、これを克服することが不可欠です。これまでの研究で、微小重力環境下では、骨格筋の萎縮および骨格筋線維タイプが変化することが明らかになっています。一般に、骨格筋萎縮や筋線維タイプは、活性酸素の産生増加(酸化ストレス)と関連していること、また、酸化ストレスから生体を保護する働きを持つタンパク質として、転写因子Nrf2 が知られています。

 

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