• 2021年7月26日
  • プレスリリース
  • 世界初、セミの抜け殻DNAから遺伝子型を決定する方法を開発

生きた生物を捕獲せずに非侵襲的に遺伝情報を取得することの重要性が認識されるようになり、昆虫では、抜け殻から抽出したDNAが遺伝解析に使用できることが分かってきました。近年、海外ではセミの抜け殻を利用した遺伝解析研究が始まり、母性遺伝するミトコンドリアDNAを対象とした手法がすでに開発されています。しかしながら、セミの抜け殻から得られるDNAは、質および収量ともに十分ではなく、また、採取前にセミの抜け殻に入り込んだ他生物由来のDNAが混入するなどの問題があるため、より多くの遺伝情報を取得できる、両性遺伝する核DNAの遺伝データの取得方法は確立されていませんでした。

 

続きを読む>https://www.tsukuba.ac.jp/journal/biology-environment/20210726140100.html