• 2022年1月21日
  • プレスリリース
  • 2021年ハイチ地震の複雑な発生機構を解明~横ずれ断層と逆断層の破壊をもたらしたプレートの斜め衝突~

2021年8月14日、ハイチ共和国南西部においてマグニチュード (M) 7.2の大地震が発生し、建物の崩壊などにより2000人以上の犠牲者を含む、甚大な被害をもたらしました。カリブ海に位置するハイチ周辺は、カリブプレートと北アメリカプレートが、プレートの境界面に対して斜めに衝突しており、地震の発生領域として知られています。こうしたプレート運動は、ハイチを東西に貫く横ずれ断層帯を形成し、隆起や沈降を伴う急峻な地形をもたらしています。しかし、このように複雑なプレート運動が、被害的な大地震の発生やその破壊様式とどのように関係しているのかについては、よく分かっていませんでした。

 

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