• 2020年4月30日
  • プレスリリース
  • 多様な研究力で新型コロナ危機に臨む! ~大学「知」活用支援プログラム~

世界規模で拡がる新型コロナウイルスによる危機的状況の解消を目指し、筑波大学のあらゆる分野の専門家が研究力を発揮し課題解決に寄与することをバックアップする学内公募型研究資金『新型コロナウイルス緊急対策のための大学「知」活用支援プログラム』を立ち上げました。

筑波大学内で選抜された研究プロジェクトは5月に活動を開始します。

 

新型コロナウイルス流行は健康上の危機をもたらすだけでなく、都市封鎖による社会システム停止や経済基盤の崩壊を導くとともに、教育・文化活動の停滞を引き起こすなど全世界市民がかつて直面したことのない多次元の危機に晒されています。

筑波大学は、ウイルス学・疫学の研究者のみならず、感染伝播のシミュレーション、SNSによる情報拡散分析やAIの専門家、市民の不安拡大対応に詳しい心理学者も擁しています。また、社会・経済システムへの影響、緊急時に必要な法整備の検討、さらには文化活動継続や学校教育の新システム、非日常下で健康を保つ運動法など、危機的状況を改善に導き対応する術を提案できる多様な研究者が集結しています。この真の総合大学としての研究力で危機対応する活動を、今回の研究支援プログラムは後押しするものです。

本プログラムは、大学の研究活性化を担う大学リサーチアドミニストレーター (URA) *の集団が、様々な専門バックグラウンド(研究・デザイン・ベンチャー・プロスポーツ等)に基づき緊急企画しました。研究者は研究の実施にとどまらず、研究成果の社会発信によって市民の危機理解を深め、現在や今後起こる可能性のある同様の危機への対応力を強化することに努めます。URAは、採択研究プロジェクトの進行と併走して研究成果発信をサポートする役目を担います。

 

 


 

2020.5.25 追記

【支援プロジェクト決定】新型コロナウイルス緊急対策のための大学「知」活用プログラム