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暮らし living

Principal investigator

マニエー渡邊 レミー

MAGNIER-WATANABE REMY

ビジネスサイエンス系
Faculty of Business Sciences
筑波大学「知」活用プログラム|新型コロナウイルス感染症研究支援|研究員画像

新型コロナウイルスによる強制的な在宅勤務は、
主観的な幸福・仕事の生産性・男性の役割にどのように影響したか?

新型コロナウイルスによる強制的な在宅勤務は、主観的な幸福・仕事の生産性・男性の役割にどのように影響したか?

The Coronavirus and Mandatory Telework from Home: Effects on Regular Workers’ Subjective Well-being, New Male Roles, and Job Productivity


緊急事態の状況を踏まえ、この研究では、次の2つのポイントについて明らかにします。
1.在宅勤務に従事する正社員の主観的幸福と仕事のパフォーマンスを最大化する方法
2.在宅勤務により男性の役割が変化することは、日本の伝統的なジェンダー契約に影響を与えているか?
個別のインタビューと大規模なWeb調査は、テレワークをする中での幸福と仕事のパフォーマンスを最大化するためのベストプラクティスを開発するのに役立ちます。強制的な在宅勤務の下での新しい男性の役割の出現は、女性が労働に参加することを可能にする新しい仕組みを提案し、日本の慢性的な労働力不足を緩和することを可能にします。

In the context of the state of emergency orders, this research will elucidate 1. how to maximize the subjective well-being and job performance of regular employees engaged in teleworking from home, and 2. whether homeworking is affecting the Japanese traditional gender contract in promoting new male roles. Individual interviews and a large-scale web survey will help develop best practices to maximize well-being and job performance while working from home. The emergence of new male roles under compulsory homeworking could foretell new work arrangements allowing women to rejoin the workforce, and alleviate the chronic labor shortage in Japan.

Project Name
新型コロナウイルスと強制的な在宅勤務:男性労働者の主観的幸福感、新しい男性の役割への意識、および仕事のパフォーマンスへの影響
The Coronavirus and Mandatory Telework from Home: Effects on Regular Workers’ Subjective Well-being, New Male Roles, and Job Productivity
Keywords
新型コロナウイルス、主観的幸福感、男性役割、テレワーク、仕事のパフォーマンス、日本
COVID-19, Subjective well-being, Male roles, Telework, Job performance, Japan
Collaborators
ベントン キャロライン(筑波大学理事)
Caroline Benton, Executive Director at University of Tsukuba
内田 亨(新潟国際情報大学)
Uchida Toru, Niigata University of International and Information Studies
オルシニ フィリップ(日本大学)
Philippe Orsini, Nihon University
マニエー渡邊 馨子・ハーバード大学
Magnier-Watanabe Kaoruko, Harvard University
Project Web Site
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Contact
magnier-watanabe.gt [at] u.tsukuba.ac.jp

News2022.04.21

【出版】ポスト・コロナ学―パンデミックと社会の変化・連続性、そして未来

2020年度実施した、本プログラム(新型コロナウイルス緊急対策のための「知」活用プログラム)を基盤として、2021年度には新型コロナウイルスの影響に関する最先端の研究を学生に還元する「TSUKUBA新型コロナ社会学」を筑波大学において開講しました。
そして、2022年4月、この科目の担当教員や共同研究者などのネットワークの共著により『ポスト・コロナ学―パンデミックと社会の変化・連続性、そして未来』が明石書店より出版されました。


目次

はじめに
Ⅰ.新型コロナと公衆衛生・社会
1 新型コロナ時代の公衆衛生の役割を考える[堀愛]
2 日本国憲法の視点から考える新型コロナ対策――人権の多面性と国家の役割[秋山肇]
3 強制的テレワークにより従業員が受けた影響[マニエ-渡邊レミー・ベントン キャロライン・内田亨・オルシニ フィリップ・マニエ-渡邊馨子]

Ⅱ.新型コロナと福祉・教育
4 COVID-19感染拡大が高齢者の活動に及ぼした影響[山田実]
5 障害者の虐待・孤立の実態把握と対策――障害のある人たちは新型コロナによって影響を受けたか[大村美保]
6 障害の有無にかかわらず、学びやすいユニバーサルな学習環境[佐々木銀河]

Ⅲ.新型コロナと日本、世界
7 コロナ下のマイグレーションとマイグランツ[明石純一・大茂矢由佳・金井達也]
8 蔓延初期の日本・英国・ドイツ市民の行動変容[谷口綾子]

Ⅳ.新型コロナと芸術
9 ディスタンス・アートの創作手法分析[宮本道人]
10 COVID-19下の創造性と芸術表現[池田真利子]

Ⅴ.新型コロナとポスト・コロナ学
11 新型コロナと社会の変化・連続性――ポスト・コロナ学の構築に向けて[秋山肇]




● ポスト・コロナ学―パンデミックと社会の変化・連続性、そして未来 (明石書店)

News2022.04.11

【論文発表】COVID-19 and mandatory teleworking from home in Japan: taking stock to improve satisfaction and job performance

「新型コロナウイルスと強制的な在宅勤務:男性労働者の主観的幸福感、新しい男性の役割への意識、および仕事のパフォーマンスへの影響」(プロジェクト代表:ビジネスサイエンス系 マニエー渡邊 レミー)の論文が、International Journal of Organizational Analysis に掲載されました。

COVID-19 and mandatory teleworking from home in Japan: taking stock to improve satisfaction and job performance
Magnier-Watanabe, R., Benton, C., Orsini, P., Uchida, T., Magnier-Watanabe, K.
doi: 10.1108/IJOA-08-2021-2907

News2021.09.29

【著書】ワーク・ファミリー・コンフリクト ―コロナ禍における女性を取り巻く状況を中心に―

『コロナ下の世界における経済・社会を描く ―ロックダウン・イン・パリ体験を通して―』(編著者:長谷川 信次)に、「新型コロナウイルスと強制的な在宅勤務:男性労働者の主観的幸福感、新しい男性の役割への意識、および仕事のパフォーマンスへの影響」(プロジェクト代表:ビジネスサイエンス系 マニエー渡邊 レミー)の著作が収録、刊行されました。

『コロナ下の世界における経済・社会を描く ―ロックダウン・イン・パリ体験を通して』(2021)同文舘出版(ISBN 978-4495390501)編著者:長谷川 信次
ワーク・ファミリー・コンフリクト ―コロナ禍における女性を取り巻く状況を中心に―(Chap. 5, pp. 103-120)
Uchida, T., Orsini, P., Magnier-Watanabe, K., Magnier-Watanabe, R., Benton, C.
https://www.dobunkan.co.jp/books/detail/003202

News2021.02.24

「TSUKUBA新型コロナ社会学」を開講(NEWSつくば)

2021年度開講する「TSUKUBA新型コロナ社会学」の紹介記事が「NEWSつくば」に掲載されました。

●「TSUKUBA新型コロナ社会学」を開講 新年度の筑波大学
https://newstsukuba.jp/29738/24/02/

News2021.02.19

「TSUKUBA新型コロナ社会学」を開講

本プログラム参加プロジェクトが連携し、新型コロナウイルスの影響に関する最先端の研究を学生に還元する「TSUKUBA新型コロナ社会学」を筑波大学において令和3年度4月に開講します。
人間系・人文社会系・システム情報系・医学医療系・ビジネスサイエンス系・芸術系の研究者によるオムニバス形式の授業で、学際的な視点で新型コロナウイルスが社会に与えた影響を学べる授業の開講は、世界的にも独自性が高い本学ならではの取り組みです。
卓越した研究力を誇る総合大学の特徴を生かし、学際的に新型コロナウイルスの影響を分析する新たな学問分野の創生を目指します。

●オーガナイザー 秋山 肇(人文社会系)
●授業内容
1. COVID-19と日本国憲法 秋山 肇(人文社会系)
2. 日本・英国・ドイツのCOVID-19対応政策と市民の行動変容 谷口 綾子(システム情報系)
3. コロナ時代の人の越境をめぐる政策と技術 明石 純一(人文社会系)
4. The Coronavirus and Mandatory Telework from Home: Effects on Regular Workers’ Subjective Well-being, New Male Roles, and Job Productivitys
 Remy Magnier-Watanabe, Faculty of Business Sciences
(新型コロナウイルスによる強制的な在宅勤務は、主観的な幸福・仕事の生産性・男性の役割にどのように影響したか? マニエー渡邊 レミー(ビジネスサイエンス系))
5. 新型コロナ時代の公衆衛生の役割を考える 堀 愛(医学医療系)
6. COVID-19感染拡大が高齢者の活動に及ぼす影響 山田 実(人間系)
7. 障害者の孤立・虐待の実態把握と対策 大村 美保(人間系)
8. 障害の有無にかかわらず、学びやすいユニバーサルな学習環境 佐々木 銀河(人間系)
9. ディスタンス・アートの創出手法分析 宮本 道人(システム情報系)
10. COVID19下の創造性と芸術表現 池田 真利子(芸術系)

●プレスリリース(2021.2.19)
●参考資料(シラバス)

<本件に関する問い合わせ先>
筑波大学 人文社会系 助教 秋山 肇

Tel: 029-853-4063
E-mail: akiyama.hajime.gp[at]u.tsukuba.ac.jp
筑波大学 教育推進部教育推進課
Tel: 029-853-2243
E-mail: kyomu-group[at]un.tsukuba.ac.jp
※E-mail アドレス内[at] は半角@に替えてメール送信ください。

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