Language

研究戦略イニシアティブ推進機構|筑波大学「知」活用プログラム|新型コロナウイルス感染症研究支援|ヘッダーアイコン画像

文化 culture

Principal investigator

宮本 道人

Miyamoto Dohjin

システム情報系
Faculty of Engineering, Information and Systems
筑波大学「知」活用プログラム|新型コロナウイルス感染症研究支援|研究員画像

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため在宅を強いられる中、
人類は余暇に何を求め、何を創造したのか

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため在宅を強いられる中、人類は余暇に何を求め、何を創造したのか

Exploring human recreational and creative activities under the stay-at-home order to prevent the spread of COVID-19 infection


本プロジェクトでは、「リモート」や「ディスタンス」等の概念が関連する作品を「ディスタンス・アート」と呼び、その形式・内容・影響などを分析します。新型コロナウイルスの流行が明らかにしたのは、在宅を強いられる災害が起こると、アートやフィクションを従来の形式で制作・鑑賞することが困難になるということでした。この状況下、どのようなアートやフィクションが生まれているのか、またどのようにすればアートやフィクションを新たな形で創出できるのかを整理し、社会に発信することは、文化を生き延びさせる上で重要だと考えます。また、アートやフィクションが生まれた背景から社会像を考察することで、今後の「想定外」の災害にも対処できる「知」の新しい作り方を探ります。

In this project, we define works dealing with “remote”, “distance”, or similar concepts as “distance art”, and analyze their forms, content, and influences. The COVID-19 pandemic revealed that in the event of a disaster when people are forced to stay at home, it becomes difficult to create and appreciate art and fiction in conventional styles. Classifying the types of art and fiction created in the current situation, clarifying new ways of such creation, and sharing findings with society are essential for cultural survival. We also explore new methods for the creation of “knowledge” to overcome future “unexpected” disasters by examining the backgrounds of art and fiction creation, and discussing the image of society.

Project Name
ディスタンス・アートの創出手法分析
Analysis of methods for distance art creation
Keywords
ニューメディア、VR、SF、リモートワーク、ヒューマンコンピュータインタラクション
Newmedia, VR, SF, Remotework, Human-Computer Interaction
Collaborators
大澤 博隆(システム情報系)
Osawa Hirotaka, Faculty of Engineering, Information and Systems
Project Web Site
Related Link
https://dohjin.tumblr.com/
Contact
miyamotoneuro [at] gmail.com

News2022.04.21

【出版】ポスト・コロナ学―パンデミックと社会の変化・連続性、そして未来

2020年度実施した、本プログラム(新型コロナウイルス緊急対策のための「知」活用プログラム)を基盤として、2021年度には新型コロナウイルスの影響に関する最先端の研究を学生に還元する「TSUKUBA新型コロナ社会学」を筑波大学において開講しました。
そして、2022年4月、この科目の担当教員や共同研究者などのネットワークの共著により『ポスト・コロナ学―パンデミックと社会の変化・連続性、そして未来』が明石書店より出版されました。


目次

はじめに
Ⅰ.新型コロナと公衆衛生・社会
1 新型コロナ時代の公衆衛生の役割を考える[堀愛]
2 日本国憲法の視点から考える新型コロナ対策――人権の多面性と国家の役割[秋山肇]
3 強制的テレワークにより従業員が受けた影響[マニエ-渡邊レミー・ベントン キャロライン・内田亨・オルシニ フィリップ・マニエ-渡邊馨子]

Ⅱ.新型コロナと福祉・教育
4 COVID-19感染拡大が高齢者の活動に及ぼした影響[山田実]
5 障害者の虐待・孤立の実態把握と対策――障害のある人たちは新型コロナによって影響を受けたか[大村美保]
6 障害の有無にかかわらず、学びやすいユニバーサルな学習環境[佐々木銀河]

Ⅲ.新型コロナと日本、世界
7 コロナ下のマイグレーションとマイグランツ[明石純一・大茂矢由佳・金井達也]
8 蔓延初期の日本・英国・ドイツ市民の行動変容[谷口綾子]

Ⅳ.新型コロナと芸術
9 ディスタンス・アートの創作手法分析[宮本道人]
10 COVID-19下の創造性と芸術表現[池田真利子]

Ⅴ.新型コロナとポスト・コロナ学
11 新型コロナと社会の変化・連続性――ポスト・コロナ学の構築に向けて[秋山肇]




● ポスト・コロナ学―パンデミックと社会の変化・連続性、そして未来 (明石書店)

News2021.02.24

「TSUKUBA新型コロナ社会学」を開講(NEWSつくば)

2021年度開講する「TSUKUBA新型コロナ社会学」の紹介記事が「NEWSつくば」に掲載されました。

●「TSUKUBA新型コロナ社会学」を開講 新年度の筑波大学
https://newstsukuba.jp/29738/24/02/

News2021.02.19

「TSUKUBA新型コロナ社会学」を開講

本プログラム参加プロジェクトが連携し、新型コロナウイルスの影響に関する最先端の研究を学生に還元する「TSUKUBA新型コロナ社会学」を筑波大学において令和3年度4月に開講します。
人間系・人文社会系・システム情報系・医学医療系・ビジネスサイエンス系・芸術系の研究者によるオムニバス形式の授業で、学際的な視点で新型コロナウイルスが社会に与えた影響を学べる授業の開講は、世界的にも独自性が高い本学ならではの取り組みです。
卓越した研究力を誇る総合大学の特徴を生かし、学際的に新型コロナウイルスの影響を分析する新たな学問分野の創生を目指します。

●オーガナイザー 秋山 肇(人文社会系)
●授業内容
1. COVID-19と日本国憲法 秋山 肇(人文社会系)
2. 日本・英国・ドイツのCOVID-19対応政策と市民の行動変容 谷口 綾子(システム情報系)
3. コロナ時代の人の越境をめぐる政策と技術 明石 純一(人文社会系)
4. The Coronavirus and Mandatory Telework from Home: Effects on Regular Workers’ Subjective Well-being, New Male Roles, and Job Productivitys
 Remy Magnier-Watanabe, Faculty of Business Sciences
(新型コロナウイルスによる強制的な在宅勤務は、主観的な幸福・仕事の生産性・男性の役割にどのように影響したか? マニエー渡邊 レミー(ビジネスサイエンス系))
5. 新型コロナ時代の公衆衛生の役割を考える 堀 愛(医学医療系)
6. COVID-19感染拡大が高齢者の活動に及ぼす影響 山田 実(人間系)
7. 障害者の孤立・虐待の実態把握と対策 大村 美保(人間系)
8. 障害の有無にかかわらず、学びやすいユニバーサルな学習環境 佐々木 銀河(人間系)
9. ディスタンス・アートの創出手法分析 宮本 道人(システム情報系)
10. COVID19下の創造性と芸術表現 池田 真利子(芸術系)

●プレスリリース(2021.2.19)
●参考資料(シラバス)

<本件に関する問い合わせ先>
筑波大学 人文社会系 助教 秋山 肇

Tel: 029-853-4063
E-mail: akiyama.hajime.gp[at]u.tsukuba.ac.jp
筑波大学 教育推進部教育推進課
Tel: 029-853-2243
E-mail: kyomu-group[at]un.tsukuba.ac.jp
※E-mail アドレス内[at] は半角@に替えてメール送信ください。

News2020.10.05

ツクコムvol.49 に寄稿しました

筑波大学の季刊広報誌「ツクコム vol.49(2020.10月)」に担当URAが、本プログラムの仕組みと役割について寄稿しました。
また、4つの研究プロジェクトが紹介されています。
●COVID-19に対応するための憲法の在り方
 (人文社会系助教 秋山肇)
●ディスタンス・アートの創出手法分析
 (システム情報系研究員 宮本道人)
●新型コロナウイルス感染拡大状況における正常性バイアスの影響
 ─非自粛行動や他社への攻撃・差別はなぜ起こるか─
 (人間系准教授 外山美樹)
●気道上皮炎症応答が可能な SARS-CoV-2 感染モデルマウスの作製
 (医学医療系教授 川口敦史)

〇ツクコム vol.49(2020.10月)

News2020.09.14

ヤング日経「Voicy」にゲスト出演

ヤング日経「Voicy」(日本経済新聞社)に宮本 道人研究員(システム情報系)がゲスト出演しました。
https://voicy.jp/channel/874/88391

News2020.09.10

コロナ禍ならではの作品群を「ディスタンス・アート」と命名

東京大学 広報誌『淡青』41号に宮本 道人研究員(システム情報系)が掲載されました。

●東京大学 広報誌『淡青』41号
P.18)コロナ禍ならではの作品群を「ディスタンス・アート」と命名
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400145392.pdf

News2020.07.08

ソーシャルディスタンスで失われた物語を、僕たちは再構築する。

ウェブメディア「Less is More.by info Mart Corporation」(株式会社インフォマート)に宮本 道人研究員(システム情報系)のインタビュー記事が掲載されしました。

ソーシャルディスタンスで失われた物語を、僕たちは再構築する。科学文化作家・宮本道人氏インタビュー
https://note-infomart.jp/n/n7bf41f3025af

News2020.06.17

「離れていても心は通じ合えますか?」NHK Eテレ『又吉直樹のヘウレーカ!』

NHK Eテレ『又吉直樹のヘウレーカ!』に、「ディスタンス・アートの創出手法分析」のメンバーが出演しました。


● NHK Eテレ『又吉直樹のヘウレーカ!』
「離れていても心は通じ合えますか?」
(出演・監修:大澤博隆、出演:宮本道人)
https://www4.nhk.or.jp/heureka/x/2020-06-17/31/27928/1426080/

研究戦略イニシアティブ推進機構|筑波大学「知」活用プログラム|新型コロナウイルス感染症研究支援|アイコン画像

文化 Culture

Other Projects

  • 筑波大学「知」活用プログラム|新型コロナウイルス感染症研究支援|研究員画像
  • 新型コロナインフォデミック:トピックモデルを用いたメディア内容分析
  • 筑波大学「知」活用プログラム|新型コロナウイルス感染症研究支援|研究員画像
  • リモートミュージアムエクスプローラー
  • 筑波大学「知」活用プログラム|新型コロナウイルス感染症研究支援|研究員画像
  • ポストCOVID-19の文化創造経済:ベルリン・ロンドン・東京のグローバル都市間比較
筑波大学「知」活用プログラム|新型コロナウイルス感染症研究支援|ページトップ画像